令和4年度 北九州MICE倶楽部・下関観光コンベンション協会首都圏交流会のお手伝いをさせていただきました。~コンベンション協会の重要性~

国際会議・学術集会

「令和4年度 北九州MICE倶楽部・下関観光コンベンション協会首都圏交流会」のお手伝いをしました。

今回の記事では、学術集会・国際会議ではなく、コンベンション協会が主催したイベントのお手伝いをさせていただいたので、そちらを紹介いたします。「令和4年度 北九州MICE倶楽部・下関観光コンベンション協会首都圏交流会」というイベントで、2023年1月18日にホテル雅叙園東京で開催しました。

公益財団法人北九州観光コンベンション協会様と一般社団法人下関観光コンベンション協会様が共同で開催しており、首都圏の学術集会・国際会議の主催者または主催予定の方を招待し、北九州・下関両市のコンベンション施設・観光資源・特産品などを紹介し、魅力を伝える誘致活動の1つです。食事をしながら楽しく、両市の紹介、地酒の振る舞い、特産品の抽選会など行い、両市の魅力を伝えると同時に招待客とコンベンション協会の交流を深めることを目的としています。

当社では会場の選定、お土産・抽選会景品の購入、各種備品の作成・貸し出し、当日運営等を承りました。イベントはとても盛り上がり、学術集会・国際会議の誘致に積極的なコンベンション協会は、地域の活性化にとって、とても重要な役割を担っていると感じました。

コンベンション協会の役割

コンベンション協会を聞きなれない方もいらっしゃるかと思いますので簡単に説明すると、主に市町村単位に構成される公益的な団体で、下記のような事業を行っています。

  • 国内外からの観光客の誘致
  • コンベンション、展示会など各種イベントの誘致および開催支援
  • 地域の観光資源の発掘・活用
  • 特産品の販売

上記は主な活動で、協会によって様々なことを独自に行っております。また、名称も下記のように様々です。(〇〇に市町村名が入ることが多い)

  • 〇〇観光コンベンション協会
  • 〇〇観光コンベンションビューロー
  • 〇〇ビジターズビューロー

学術集会・国際会議においても地域の特色を活かしたソーシャルイベントの提案や、助成金・補助金・観光パンフレットの提供など、様々な支援を行っており、重要な存在です。当社でも、助成金・補助金はもちろんですが、歴史的建造物で行うレセプション・バンケットの提案、通訳の派遣、主要駅に学会の横断幕を設置していただくなど、地域に密着したご支援をいただいたことがあります。

北九州市と下関市

北九州市と下関市は、関門海峡を隔てて隣接しており、小倉駅―下関駅は、電車で15分ととても近くです。また、山陽新幹線が小倉駅と新下関駅を通っており、3つの空港(福岡空港、北九州空港、山口宇部空港)が利用でき、交通アクセスはとても便利です。さらに「2017年に関門“ノスタルジック”海峡」として、日本遺産に文化庁が認定しており、その構成文化財総数は42件もあります。端から端まで移動しても、車で40分以内なので、エクスカーションなどで訪問先に困りません。むしろ多くて悩むかもしれません。

ここで両市の概要をそれぞれのオフィシャルページから引用して、ご紹介します。

北九州市は、福岡県の北部、九州最北端に位置し、関門海峡を隔てて本州に面するまちです。1963年(昭和38年)に、門司、小倉、戸畑、八幡、若松の5市による新設合併により誕生し、三大都市圏や県庁所在地以外では初めて政令指定都市となりました。政令指定都市という大都市である一方で、波が荒々しい「響灘」、流れが速い「関門海峡」、瀬戸内海の穏やかな「周防灘」と3つの海に面し、日本三大カルストのひとつ平尾台や、200度を超える大パノラマで市内を見渡すことができる皿倉山があるなど、「大都市」と「自然」が共存するまちです。

https://www.gururich-kitaq.com/know

自然と文化に恵まれた海峡と歴史のまち下関。本州の最西端に位置する山口県下関市。関門海峡、周防灘、響灘と三方が海に開かれ、本州と九州の結節点として栄えました。対岸の福岡県へは、関門橋やトンネルでつながり、船や車、電車で渡れる他、世界的に珍しい歩行者用海底トンネルで歩いて渡ることができます。また大陸の近くに位置することから、中国、朝鮮半島などの国々との交流も盛んに行われてきました。歴史として、平安時代の末期に源平最後の合戦・壇ノ浦合戦が行われ、江戸時代・幕末には、倒幕・維新へ導く功山寺挙兵が。そして明治時代の下関条約締結など。様々な歴史の転換点となる出来事がここ下関を舞台に繰り広げられて来ました。食では、ふぐをはじめ、新鮮な海の幸・山の幸をお楽しみいただけます。歴史や自然の幸が豊かな下関ならではの発見や感動を体験してください。

https://shimonoseki.travel/about/

ここでは観光施設、歴史、特産品など、すべては書ききれないので、気になる方はコンベンション協会のホームページから、ご確認ください。

積極的なコンベンション協会は主催者のチカラになる!

開催地の特色を活かしたソーシャルイベントを実施しようとしても、そもそもどのような施設があるか分からない、手続きや交渉が難しい、目的に応じた地元の委託先企業の有無など、外部からは見えないことが多いです。その架け橋となるコンベンション協会は、学術集会・国際会議を開催する上で、重要な役割を担っていることをご理解いただけたかと思います。開催前に1度お問い合わせすることをオススメします。

しかし、コンベンション協会といっても、自治体により支援内容やチカラを入れている事業が異なります。都市部ではコンベンション誘致にチカラを入れなくても、毎年多くのコンベンションが開催されるため、支援が薄い場合があります。逆に地方都市でコンベンションのイメージがないところでも、実は施設も観光資源も豊富で、コンベンション協会の支援が手厚い自治体もあります。自治体の方針がありますので、どちらが良い悪いではありませんが、魅力的な学術集会・国際会議になるか、大きく影響する部分なので、コンベンション協会の支援内容は、開催地選定の判断基準の1つにしたほうが良いかと思います。

今回、ご紹介させていただいた北九州観光コンベンション協会様と下関観光コンベンション協会様は、お手伝いさせていただいたイベントを通じて、とてもコンベンション誘致に積極的で、熱意を感じました。きっと主催者様のチカラになると思います。

まとめ

今回は学術集会・国際会議ではなく、コンベンション協会が主催するイベントを紹介させていただき、コンベンション協会の役割やその重要性を記事にしました。2023年、当社では偶然にも北九州市で開催する国際会議やシンポジウムのご依頼をいただており、北九州市には何回か訪問します。また、それらをブログでご紹介したいと思います。

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