IIAI AAI 2022 のお手伝いをさせていただきました。~ユニークベニューを活用したソーシャルイベント~

国際会議・学術集会

IIAI AAI 2022 のソーシャルイベント

前回の記事に引き続き、2022年7月2日~7日に開催した国際会議の「12th International Congress on Advanced Applied Informatics」(以下、IIAI AAI 2022)について、ご紹介します。IIAI AAI 2022は、ユニークベニューや魅力的なアトラクションの開発・促進に積極的で、今回も開催地である石川県金沢市の特色を活かしたソーシャルイベントを実施しておりました。参加者の皆様がとても楽しんでいる様子を見学させていただき、国際会議や学術集会の主催者や関連する皆様に、少しでも参考になればと思い記事にしました。今回は、金沢港クルーズターミナルで実施したレセプションと、その途中に立ち寄ったヤマト糀パークでのエクスカーションをご紹介します。

発酵食について、見て、感じて、楽しめる!ヤマト糀パーク

レセプションが開催された日は、盛りだくさんでした。午後から基調講演があり、それが終わったら会場の金沢商工会議所から、バス数台で参加者の皆様と移動となります。途中、ヤマト糀パークを見学し、レセプション会場の金沢港クルーズターミナルに到着となります。

ヤマト糀パークは、金沢市の老舗企業の(株)ヤマト醤油味噌が運営する体験型施設で、ガイド付きでパーク内を案内していただき、ヤマト醬油味噌の歴史や、醤油・味噌の製造工程を知ることができます。しかも、外国人向けに英語ガイドもあるため、国際会議の日本文化体験にはぴったりです。今回のエクスカーションでは実施しませんでしたが、ガイドによる案内以外にも各種体験や料理教室などもあります。

老舗の蔵元ですので、木造瓦屋根の建物や昔使用していた大きな桶などが展示されており、外国人参加者の方にはビジュアル的にも魅力があり、興味深くガイドさんの説明に耳を傾けていました。日本人参加者の方は、人気のしょうゆソフトクリームを食べたりして楽しんでました。最後にお土産コーナーでは、飛ぶようにお土産が売れており、外国人参加者だけでなく日本人参加者にとっても、国際会議での文化体験のモチベーションが高いことに気付かされました。

ヤマト糀パーク
ヤマト糀パーク

日本海を一望でき、開放感あふれる金沢港クルーズターミナル

ヤマト糀パークの見学の後はまたバスに乗り、金沢港クルーズターミナルに移動となります。ヤマト糀パークと金沢港クルーズターミナルは、近くなので移動時間も少なく、とても良い組み合わせでした。金沢港クルーズターミナルは、2020年にオープンしたばかりで、会議室などもあり、セミナーや展示会なども可能な施設です。金沢市のユニークベニューに1つで、国際会議での利用は初めてのようです。

写真を見ていただく分かりますが、2階に半野外でとても広く開放的なイベントスペースがあり、そこから日本海を一望できます。また、施設内の飲食店からのケータリングで食事を楽しむこともできます。屋根があるので少々の雨であれば、イベントを実施できるのも主催側としては嬉しいですね。景観が素晴らしく、レセプションの日は天気にも恵まれたこともあり、目の前に広がる日本海を一望し、夕暮れ時には夕日を望み、日が落ちるとライトアップを楽しむことができました。飲食や会話を楽しむ方、景観を楽しむ方、少し離れたところのベンチで休む方、参加者の皆さんはそれぞれ楽しんでいらっしゃいました。帰りはまたバスで、金沢商工会議所付近まで移動しました。

金沢港クルーズターミナル
金沢港クルーズターミナル 2階イベントスペース
レセプションの食事
金沢港クルーズターミナルからの日本海と夕日

まとめ

IIAI AAI 2022で実施したエクスカーションとレセプションをご紹介させていただきました。ヤマト糀パークでは、伝統的な日本の食文化を体験し、金沢港クルーズターミナルは日本海の景観と共に飲食を楽しむことができます。共に金沢駅から車で15分ほどで、金沢港に面したロケーションです。それぞれ異なる魅力を持つユニークベニューを効率的に訪れることができます。国際会議のソーシャルイベントとして、とても素晴らしい組み合わせで、実際に参加者の皆さんの満足度もとても高かったため、主催者様にお願いして、こちらで紹介させていただきました。

このような施設は他の多くの自治体にもあるかと思います。これらを有効活用して国際会議やインバウンド回復に活かしていくことが重要だと感じる経験をさせていただきました。