前回の記事の続きです。
地域産業を学ぶ高松市中央卸売市場（うみまち商店街）バンケット
高松市市場管理課にご協力いただき、高松市中央卸売市場のイベントスペースを貸し切り、ステージやテントを設営して、野外バンケットを実施しました。食事は高松市中央卸売市場の飲食店街（うみまち商店街）で営業している飲食店の皆様に提供いただきました。地域の皆様に愛される飲食店の料理は、お刺身などの海鮮料理をはじめ、ラーメン・たこ焼き・町中華・焼き鳥、さらにはタピオカドリンクまで、様々な種類があり、マグロ解体ショーも実施しました。従来の国際会議では、ホテルの宴会場でコース料理やビュッフェ形式で洋食や和食を提供することが多いですが、それとは大きく異なり、開催地の食文化体験を提供できたと思います。幸いにも天候に恵まれ、夕方から漁港を望む市場で、日が落ちると同時にテントやステージをライトアップさせ、お祭りのようなワクワクする演出を実現できました。
参加者の皆様に盛況であったのはもちろんですが、高松市市場管理課の職員の方にも「盛り上がっていて、いいね！」と仰っていただき、ラーメン屋のいかつい大将には「誘ってくれて、ありがとうな！」とお声がけいただき、国際会議を通じて地域を盛り上げる一助になれたことを感じました。
※本記事の最後に記録動画をリンクしておりますので、よろしければご覧ください。
香川県および市町村の魅力を発信する紹介展示
香川県並びに自治体へ紹介展示を依頼し、会場の一部を利用して、ポスター・パネル・郷土品の展示、パンフレット等を配置いただき、香川県の魅力発信を行いました。さらに丸亀市の職員の方には、PR講演も行っていただきました。この展示で、国際会議が香川県を対象としたテーマパークになっていることを参加者の皆様に印象付けることができたと思います。下記の市町村のご協力いただきました。
- 香川県
- 高松市
- 丸亀市
- 三豊市
- 小豆島
- 琴平町
市町村によっては、職員の方に毎日来ていただき、国際会議の参加者に地域の魅力をご案内いただき、さらに甲冑のコスプレで登場した職員の方もいらっしゃり、国際会議を盛り上げていただきました。開催地の高松市以外にも香川県には、魅力的な観光地がたくさんあることを印象付けることができたと思いますので、参加者の香川県への再訪が期待されます。
※本記事の最後に記録動画をリンクしておりますので、よろしければご覧ください。
地域の連携に感謝
2回にわたり、IIAI AAI 2024で実施した観光庁実証事業について、ご紹介させていただきました。多岐にわたるソーシャルイベントをお手伝いさせていただいたため、国際会議の開催前に４回、視察や打ち合わせで高松市を訪問させていただきました。
今回の取組は、高松観光コンベンション・ビューローを中心に香川県内の自治体・企業・団体など、多くの方にご協力いただきました。特に「地域産業を学ぶ高松市中央卸売市場（うみまち商店街）バンケット」では、
高松観光コンベンション・ビューロー ⇒ 高松市市場管理課 ⇒ うみまち商店街の飲食店
と連携いただき、実現しました。また、「香川県および市町村の魅力を発信する紹介展示」では、
高松観光コンベンション・ビューロー ⇒ 香川県 ⇒ 各自治体
と連携いただき、実現しました。他にも高松観光コンベンション・ビューローを中心とした多くの連携があり、すべてのソーシャルイベントを実現しました。
こうして振り返ってみると、地域の皆様のパワーを感じます。それが参加者を喜ばせ、地域を活性化させるように思います。国際会議の開催がそのきっかけになったのなら、やってよかったと心から思います。
まとめ
ソーシャルイベントの１つである「地域産業を学ぶ高松市中央卸売市場（うみまち商店街）バンケット」の会場となった高松市中央卸売市場は、香川県が発行する「かがわユニークベニュー&エクスカーションガイド」に掲載されてなく、今回の取組を経て新たに追加される運びになりました。
新しいユニークベニューができたということは、私としては意図せずに、結果的に観光庁の実証事業の成果が出たことになります。高松市に限らず、日本全国どこでも魅力ある施設や文化遺産はたくさんありますが、様々な規制やしがらみで、活用できていないものが多くある印象です。それをユニークベニューとして活用できるかは、地域の皆様の思いや協力によって、結果が変わるように感じました。
今回、国際会議を通じて、高松市をはじめとした香川県・各市町村を盛り上げていきたいと思った皆様のご協力ですべての取組を盛況のうちに終えることができました。この場をお借りして、感謝申し上げます。
香川県および市町村の魅力を発信する紹介展示
